1月23日、役員5名で社会福祉法人にじの会に見学に行ってまいりました。
障害をお持ちの方の高齢化が進む中で、高齢の方対応の生活介護をされている社会福祉法人にじの会の活動について知りたいと思い、役員たちで見学に参りました。
写真の部屋は、「工房えがお」という高齢の方対応の館内活動の部屋です。PT ATの専門家の方に来ていただきご指導していただいているとのことでした。
嚥下障害を防ぐために壁には
「ゆき」~ぱたからでうたおう~
ぱぱぱぱぱぱ
ぱぱぱぱぱぱ
たったたたったた
たたたたたたた
かーかかかかかか
かかかーかかかか
らーらら らららら ららららら
と歌詞が書かれてありました。
「ゆき」の歌のメロデイでぱたからをうたうということだと思います。このようなことは、それぞれの作業所でも日々行うことが可能だと思いました。
運動にも力をいれておられ見学に伺った時も屋上で、「工房えがお」のご高齢の方がたが、ウオーキング等で身体を動かす日中活動プログラムを行われていました。
1995年4月に調布養護学校の親40名程と教員有志で知的障害者福祉施設開設を目標に「にじの会」を結成したという歩みをご説明いただきました。
最初、この方々で出資金を出し合って国有地を取得されたとのことでした。
そこから必要なものを一つ一つ築いて来られたということがよくわかりました。
開所当初はまだ皆さん若いので、高齢に対する対応については、まったく考えていなかったとのお話がありました。
私たちが利用できるものとして、ショートステイのお部屋も見学させていただきました。
B型の事業としてパン製造、食品加工、織公房、喫茶 A型では、パン製造、豆富製造、スモーク品製造、惣菜類製造、喫茶やレストランで製品の販売などされていました。障害者が働くお店とうたうことなく、普通のお店として地域に溶け込んでいました。
作業の中に専門家の方をいれることにより「にじの会」で取り組まれているすべての商品.の質が高いことに感心しました。なにより見学して感じたことは利用者の方の表情が明るかったことです。
豆富を作った後のおからが大量に保管されていました。このおからで堆肥をつくるそうなのですが、あまりに大量にあり、有効活用ができればと願われていました。なにかお力になれないものかと思った次第です。
とても有意義な見学をさせていただきましたことに感謝いたします。
(小矢野和子記 )