平成30年7月9日、9時30分から12時15分まで、西東京市障害者総合支援センター(フレンドリー多目的室)で、田無手をつなぐ親の会の主催によって開催されました。
会場には、就労移行支援、就労継続支援B型、生活介護などの事業を行っている市内5つの事業所の皆さんが、それぞれの事業について発表、これに対し、西東京市議会の議員のみなさん、そして教育関係の、武蔵野東高等専修学校、大泉特別支援学校、ひいらぎの先生方、そして、田無手をつなぐ親の会、西東京市保谷手をつなぐ親の会の会員のみなさん、その他に、小学生から高校生の保護者の方、社会人の保護者の方にもご参加いただきました。予想以上の大盛況でした。
障害を持った子どもたちが高等部を卒業した後の心配は保護者共通の関心事です。この勉強会の企画は、4月4日の役員会で「学齢のお子様をもつ保護者の方はどんな悩みを抱えておられるのだろうか。卒後の福祉就労について関係者が一堂に会して情報交換をする機会が持てれば、保護者の方、教育関係の方、また事業所の方にとっても意義のあることなのではないだろうか」という意見が出され、3か月で実現したものです。西東京市障害福祉課のバックアップを頂いたこと、
知的障害者を受け入れて下さっている西東京市の事業所の方々のご理解、ご協力があったからこそだと思います。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
勉強会は、西東京市障害福祉課から『高等部卒業後に利用する主な障害福祉サービス』について、具体的な説明を受け、その後、一般社団法人ION、NPO法人・ハンディキャップサポートウーノの会、社会福祉法人トポスの会、社会福祉法人睦月会、社会福祉法人さくらの園の5つの事業所から、それぞれの事業所の支援方針、運営方針、サポート体制、作業内容、などに関して具体的な実態について説明を受けることができました。
当日の勉強会の流れは次の通りです。
(1)西東京市健康福祉部障害福祉課 林係長からの説明
『高等部卒業後に利用する主な障害福祉サービス』
1.生活介護などの「介護給付」と就労移行支援、就労継続支援(A型、B型)などの「訓練等給付」
2.6段階の障害支援区分に応じたサービスの利用
3.障害者福祉サービス利用の際のポイント
などついて詳細な説明がありました。
(2)5つの事業所からは、それぞれの運営方針(支援方針)、作業内容、対応する職員の体制など、それぞれの特色について各施設長からていねいな説明がありました。
各事業所とも通所する障害者に対して、(1)個別の支援計画を策定し、きめ細かい活動プログラムを組み、(2)専門性の高いスタッフによって指導が行われている様子、(3)個性や可能性を重視して就労によって社会参加や地域住民との交流を目指していることなどの説明がありました。
事業所の方がたからもこのような一堂に会する機会に対して喜んでいただくことが出来ました。
また、学齢期や教育関係者、市議会のからも初めての企画に大変勉強になったと好評でした。
会場からも活発な質問が出ました。生活介護以外の人の送迎の問題についてや、通所後の過ごし方について質問がでました。卒後の問題を3時間程で皆さんに、感じてじていただくことが出来たのではないでしょうか。
今回の「卒後を考える会」は福祉就労に関してのものでしたが、次回は、また皆さんの課題と思われることの少しでも参考になるようなものを、企画したいとと思います。
勉強会終了後、ウーノはパンやクッキー、睦月会からは小物入れやキャラクタ商品、さくらの園からはアクセサリなどの出店が設けられ、賑やかなひと時でした。