2017年8月22日、午前、田無手をつなぐ親の会の会員、小矢野会長他12名は社会福祉法人 田無の会 指定障害者支援施設 たんぽぽ を見学させて頂きました。
事務局長の小沢弘さんのご案内で、施設長の高橋加寿子さん、サービス責任者の越智一富さんより「たんぽぽ」の現状や今後の方向性について説明をいただきました。また、会員からは、施設入居に伴う条件などについて質問を行い、また、要望などを伝えるなどして、すばらしい交流を持つことが出来ました。
「たんぽぽ」は高橋施設長以下60名の職員、利用者数は50人、利用者の平均年齢は49歳、15年以上入所している人は32人。
そして、「たんぽぽ」は他の施設とは異なる考え方、対応をしていることを知りました。それは防災に関連して、「たんぽぽ」が避難所、災害時にはここから指定の避難所に行くのではなく、まさに、ここ「たんぽぽ」が避難所となるように準備を整えていること、そのために近所の人と防災協定を結んで対応を図っていることなど、知的障害者が暮らす施設ならではのユニークな考え方を伺うことができました。これからの計画として、福祉避難所をもイメージした施設、グループホームを作りたい、というお話は見学に訪れたみんなが共感しました。
来月の9月30日には、たんぽぽ祭り、たんぽぽ感謝祭を開催して世話になったすべての人、さらには近隣の人たちに対して心からの感謝の気持ちを表したいとのことでした。
ご近所、近隣の方々の理解が得られてこそ、障害者施設は成り立つもので、「たんぽぽ」の熱い情熱と周囲の人たちの心温かい理解・協力・声援のコラボレーションを感じたすばらしい見学会でした。