東京都知的障害者育成会(東京都手をつなぐ親の会) および 全国手をつなぐ育成会連合会 より声明が発表されました。 以下、転載。
(1)東京都手をつなぐ親の会 http://www.ikuseikai-tky.or.jp/
平成28年7月27日
関係各位
社会福祉法人東京都知的障害者育成会
理事長 佐々木 桃子
津久井やまゆり園での事件について
7月26日未明に、神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」において、当該施設の元職員が多数の入居者を殺傷するという凄惨な事件が発生しました。
犠牲になられた多くの方々をはじめ、ご家族及び関係者の皆様に、心より哀悼の意を表するとともに、負傷された方々の一刻も早い回復を願ってやみません。
この事件は、本会が半世紀以上の長きにわたって大切にしてきた障害者の人としての尊厳と生命を一瞬にして奪う残忍な行為であり、決して許すことはできません。今後、二度とこのような事件が起きないよう、事件発生の背景について徹底的に究明することが必要であると考えます。
本会としては、今後とも共生社会の実現に向けて引き続き障害児者に関する理解啓発活動を推進するとともに、本会が運営する事業については、これまで以上に危機管理と職員教育に努め、利用者とご家族の皆さまの安心安全な生活と活動を支援して参ります。
(2)全国手をつなぐ育成会連合会 http://zen-iku.jp/info/member/3223.html
津久井やまゆり園の事件について (障害のあるみなさんへ)
7月26日に、神奈川県にある「津久井やまゆり園」という施設で、障害のある人たち19人が 殺される事件が 起きました。
容疑者として逮捕されたのは、施設で働いていた男性でした。
亡くなった方々の ご冥福をお祈りするとともに、そのご家族には お悔やみ申し上げます。
また、けがをされた方々が 一日でも早く 回復されることを 願っています。
容疑者は、自分で助けを呼べない人たちを 次々におそい、傷つけ、命をうばいました。
とても残酷で、決して 許せません。
亡くなった人たちのことを思うと、とても悲しく、悔しい思いです。
容疑者は「障害者はいなくなればいい」と 話していたそうです。
みなさんの中には、そのことで 不安に感じる人も たくさんいると思います。
そんなときは、身近な人に 不安な気持ちを 話しましょう。
みなさんの家族や友達、仕事の仲間、支援者は、きっと 話を聞いてくれます。
そして、いつもと同じように 毎日を過ごしましょう。
不安だからといって、生活のしかたを 変える必要は ありません。
障害のある人もない人も、私たちは 一人ひとりが 大切な存在です。
障害があるからといって 誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。
もし誰かが「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、私たち家族は 全力でみなさんのことを 守ります。
ですから、安心して、堂々と 生きてください。
平成28年7月27日
全国手をつなぐ育成会連合会
会長 久保 厚子
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