5月19日の「田無手をつなぐ親の会」の定例総会の終了後、西東京市社会福祉協議会(社協)の各担当の方々から社協の活動状況についての講演が行われました。
テーマは次の3つ
1.西東京市社会福祉協議会の事業について 小口浩司 さん
2.介護支援ボランティア・ポイント制度について 利光有紀 さん
3.「権利擁護センターあんしん西東京」について 本間 輝さん
1.小口さん(旧保谷市の時から、社協に従事)からは、地域で ″ともに支え合うまち作り=安心して暮らせるまちづくり″のための社協が行っている事業について詳しい説明をされました。
詳細は社協のパンフレットに記載の内容の通りですが、川口さんは、住みよいまちづくりを共に考える、そして、地域の課題に向き合い解決に取り組むためには 地域住民のチカラが大事で必要、住民のみんなの理解と支援がなければ、安心して暮らせるまちづくりは成り立たないのでよろしく、と最後に話されました。その通りだと思います。
2.利光さんからは、新たに始まった「西東京市介護支援ボランティア・ポイント制度」のあらましについて説明がありました。
●ポイント制度導入の目的
60歳以上の市民に、介護予防のために、ボランティア活動に従事してもらう。
ボランティア活動を通じて市民に社会参加と社会貢献を促す。
●社協の生活支援コーディネーターがお手伝いする。
●ポイントのもらえるボランティア活動は、現時点では次の活動
①ささえあいネットワーク訪問活動
➁認知症サポータ養成講座講習会やイベント等の手伝い
③はつらつサロン、出前はつらつサロンでのボランティア活動
④ふれあいのまちづくり事業におけるふれまち助け合い活動を含む住民主体
の訪問サービス活動(介護予防・日常生活支援総合事業)
●ポイント制の概略 ・1ポイント=100円
・1か月5ポイントを上限 1年間で60ポイ
ントが上限
①の場合、 1人見守りをして1ポイント、 2人で2ポイント/月
➁③④の場合、 1時間未満1ポイント、 1時間以上2ポイント
詳細は社協に問い合わせるか、適宜行われる説明会に出席してください。
3.本間さんから権利擁護センター あんしん西東京についての説明がありました。
「あんしん西東京」は認知症状のある高齢者、知的障害・精神障害のある者に対して日常生活の自立支援事業を行っており、具体的には、福祉サービス利用援助、日常的金銭管理サービス、重要書類の預かりサービスを支援の目的とする事業を行っているのだそうです。
関係する会員にとっては有意義な説明を頂きました。
この説明をヒントに、疑問が沸いたりしたら社協のあんしん西東京に相談するのが良いでしょう。
ポイントは地域でボランティア活動を行わなければ得られないものですから、会員にとってはそのような活動ができるかどうかだと思います。
感じたことは、「お互いさま」で地域の住民が自発的に行動しないと「住みよい暮らし」はできない、行政に期待しても隅々まで手が届くようなことは期待できない、という現実です。 行動主体は行政ではなく、地域住民・当事者だということです。
いつも思うことですが、①行政の行き届かないことを住民が補完するのか、②住民ができないことを行政が行うのか、です。 答えは②でしょう。 自治権を持って住民主体で「住みよいまちづくり」するのが当たり前だと思いました。
私たち会員は、会員が自発的に行動しなければ、行政に期待を寄せているだけでは、障害者にとって住みよいまちが実現しないという現実を念頭に置いて、親の会の活動を考えないといけないということですね。
「社協は市から委託を受けて活動している民間団体です」と、強調されていました。 この意味をよく考えなければ、と聞いていて思いました。 社協は弱者の味方であるには違いはありませんが、弱者は社協に甘えているわけには行きません。
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